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目標は「障がい者が自由に働ける社会」

目標は「障がい者が自由に働ける社会」

O.Sさん 生活支援員

 

●身近に見て来た一般就労への困難

これまで得意の英語を生かして、貿易事務やホテルのアテンドの仕事などをしてきたOさん。

しかし、Oさんには10代の頃からずっと気になっていた事がありました。

それは、身内に統合失調症という障がいを抱えた人がいた事でした。

障がいが理由で、その人が一般就労が出来ないでいる事にずっと心を痛めてきたOさん。

社会で同じような境遇にある障がい者の手助けをしたいと

長年の思いを実行に移し、今年7月リアンに入社しました。

 

●傾聴する姿勢と共感

休業中のリアンでのOさんの毎日の主な仕事は、

在宅の利用者さんへの1日2回の電話支援と1カ月に1度行う対面での面談です。

その中で、Oさんが特に気を付けている事は、傾聴の姿勢だと言います。

ストレスを感じ易い利用者さんの皆さんと接するとき、まずは話を聞く事が大切で、

気持ちを受け止めることが利用者さんにとって大きな支えになるのではないかと考えているそうです。

 

●多様な障がいの特性に合わせる

もう一つ心がけているのは、利用者さんそれぞれの個性や特性に合わせた対応をしていくことです。その為に、チームごとに行なっている研修などを通じて障害特性への理解を深めるとともに、利用者さん本来の性格を感じとることを意識しています。

「多様な障がいの特性に合わせるのはかなり難しいのでは?」と問うと

「なかなか難しいです」と正直に答えてくれました。

 

●自己管理の難しさにアドバイス

休業中で、通所が無く在宅での訓練が続く利用者さんに多いのは、

在宅での疲れや体調管理が上手く行かず、体調不良が続き在宅での訓練が進まない人が少なくない事に気付いた事です。

Oさんは「せっかく在宅になったのだから、この機会を生かして、やりたい事をして下さい」とアドバイスするようにしていて、

圧にならない程度に緊張感を解きほぐすよう努めているそうです。

 

●HSPの私だから出来る事

Oさんは、子どもの頃から人一倍感受性が強く、音や光に神経質になり、他者の気持ちに敏感になってしまう一面がありました。大人になり、それがHSPと呼ばれる、人間の資質のひとつだと知りました。この資質が、支援の仕事をやる上で、強みにも弱みにもなっていると言います。

強みは、精神の障がいの辛さに共感し、利用者さんにきめ細やかな応対が出来る事ですが、

一方で、同じような苦しさを訴える利用者さんの話を聞くうちに、自分も

引っ張られてしまい、Oさん自身が辛くなってしまう事があるそうです。

そうならないよう、電話支援の合間に休憩を入れ、気分転換を図るようにしていると明かしてくれました。

 

●一般就労に向けての取り組み

今、Oさんは、来年1月から始まる予定の「職業体験チャレンジ」の為、

利用者さんへの聞き取りを始めています。

一般就労に向けて利用者さんと企業を結びつける試みで、

障がい者が企業側にアピールする良い機会であり、

それはOさんがこの仕事を選んだ目標でもあります。

プロジェクトの本格始動に向けて「しっかり準備をしていきたい」と話すOさんの目は前を向いている様に感じました。

 

文責 北村誠一 (広報担当)

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